ここから本文です。

お知らせ・最新情報


  • 2019年12月14日

FD・SD研修会「本学における聴覚しょうがい学生支援~授業担当者としてできること~」を開催しました

10月23日に以下の内容にて、FD・SD研修会を開催しました。

〔プログラム〕

■ 現在本学で行われている聴覚しょうがい学生支援(ノートテイク、PCノートテイク、聴覚補聴機器の使用、音声認識通訳、遠隔通訳)についての説明

■ PCノートテイク体験、聴覚しょうがい学生疑似体験

→ 教員による模擬授業を実施し、参加者にPCノートテイクを体験してもらいました。また、聴覚しょうがい学生の疑似体験として、ホワイトノイズを使用し、参加者によるPCノートテイクを見ながらその模擬授業を受けてもらうという体験を実施しました。模擬授業は、早口で話す、紙資料の配布がない、スライドの文字が小さくて見えない、ノートテイカーに話しかけるなど実際に授業で聴覚しょうがい学生やノートテイカーが困っている状況を取り入れ、行いました。

■ 授業者としてできること等について検討・意見交換

→上記体験をもとに、感じたことや授業でできる配慮、注意点等について検討、意見交換を行いました。

■ 聴覚しょうがい学生(2名)より体験談

■ 聴覚しょうがい部会長(聴覚しょうがいのある教員)よりまとめ

■ 質疑応答

終了後、参加者の教職員からは、以下のような声が寄せられました。

〔参加者の声〕

・ 体験はとても良かった。伝える難しさがわかった。情報保障がないときのことを考えさせられた。

・ 普段、学生やテイカーに苦労をかけている、辛い思いをさせていることを体験を通して実感できた。

・ PCノートテイクは、自分の頭の中で理解してからと思うと情報が打ち込めなく、すべての言葉を文章化することは大切であり、いかに大変かがわかり、勉強になった。

・ 言いたいことや要望したいことがあってもなかなか伝えられない聴覚しょうがい学生の気持ちを聞くことができたのが良かった。もっと学生に歩み寄る必要性を感じた。

・ 学生のきこえの状態像が様々で、聴覚しょうがいという一括りだけで支援をすることの難しさを知った。

写真①
写真②
写真③

上記の内容は、令和元年11月24日に、大阪大学を会場として開催された、「第15回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム 教職員による聴覚障害学生支援実践発表2019」でも発表を行いました。

写真④