ここから本文です。
本学には聴覚しょうがいのある学生がおり、皆さんと同様に講義を受けています。その際、教員や学生などの音声情報をすべてききとることはできません。そのため、支援学生が音声情報を文字情報に変換したものを見て講義を受けています。聴覚しょうがい学生に対する情報保障には、以下のようにいくつか方法があります。
◎手書きノートテイク
音声情報を紙に書いて伝える方法。メモのように要点だけを書くのではなく、話されている内容をできるだけそのまま書く。
【書き方については下図参照】
◎パソコンノートテイク
パソコンに音声情報を入力し、画面に表示したりプロジェクターを介してスクリーンに映し出したりして伝える方法。インターネットを使って自宅などから遠隔で入力する方法もある。
※その他、音声認識アプリやソフトを使用し、音声情報を文字に変換して伝える音声認識通訳も一部講義では実施しています。誤認識された文字は「修正者」が修正を行います。
手書きノートテイクは講習を受けてもらえば、誰でも簡単にできます。
初めは自信がなくても、定期的に行われている練習会に参加したり、実際に講義で先輩と一緒に経験を積むことでだんだんとコツがつかめて書けるようになりますよ。皆さんには、まずはこの技術を習得していただき、聴覚しょうがい学生への支援にご協力いただきたいと思います。
タイピングが得意な方や興味のある方は、ぜひパソコンノートテイクなどの技術も習得していただければと思います。(パソコンノートテイクも講習を受けていただきます。)